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2010年 08月 15日
終戦記念日
※犬写真ありません。すみません。

今日も仕事だったので、靖国神社への参拝には行けませんでした。終戦記念日。
『耐えがたきを耐え、しのびがたきをしのび・・・』というフレーズが有名な、玉音放送。
戦後生まれですが、8月15日という日は色々な思いが胸に去来します。

”8月”に思うことは色々あります。
生まれが福岡県で、全国を転々として成長したので、戦争で各地が被った出来事に触れる機会もありました。
原爆。長崎と広島の思い。特攻基地。各地で出征して帰らなかった人達。待ち続けた人達。何の記念日でもない普通の日が、誰かの命が失われた日。
特別に感傷に浸るつもりもない。なぜなら今もまさにこの瞬間、世界のどこかで命が失われている。太平洋戦争だけに焦点をあてるのはおかしい。
でも、やはり太平洋戦争というのは、私の知る限りの日本にとってとても特殊な出来事だった。
このことに思いをはせると、狂おしいような居たたまれないような、じっとしていられない気持ちになります。

"8月"に思うことは色々あります。色々思うと疲れちゃう。でも思うことは止めてはいけないと思う。
それが今生きている私の責任。


忘れられない話の一つに、小学生の頃の国語の教科書に載っていた話があります。
太平洋戦争中。息子を7人持つ母。息子は7人とも出兵してしまいます。
母は、庭に7本のブナ(だったかな?)の木を植えます。
母は、7本のブナの木にそれぞれ息子の名をつけて、声をかけ、いたわり、世話をします。
季節が変わっても、ずっと。何年経っても、ずっと。

年が経つにつれ、それぞれの息子の最期が母の耳にも入ってきます。
飛行機で亡くなった息子、船で亡くなった息子、島で亡くなった息子、行方不明の息子。
母は、それでもブナの木の世話をしました。
ずっとずっと年が経ち、母がおばあさんになり、とうとうブナの木の根元でうずくまった時。
行方不明だといわれていた息子、五郎が帰ってきたのです。
「おかあさん、五郎です、帰ってきたんですよ!」
母は、五郎がどんなに呼び掛けて揺り動かしても、目を覚ますことはありませんでした。
母は、どんなに会いたかったであろう息子に会うことはできなかったのです。


記憶に頼って書いたので、細かい個所は違っているかもしれないけれど。
幼心に強烈に印象に残り今でも覚えているのは、最後に母がブナの木に呼び掛けた言葉です。
”戦争に行かせたのは、私が悪かった。
世界のすべての母が手を取って「戦争は嫌だ、息子を出兵させたくない」と反対したら、息子を失わずにすんだ”

私には衝撃でした。だって、戦争には『責任者』が居ると漠然と思っていたから。
きっと『軍服を着たようなおじさんが一人か数人居て戦争を始めると決めた』のだと思っていたから。
世界の母が抵抗するだけで戦争を止めることができるなんてびっくりだ、と。
そんな力が母にはあるのか?一般人にあるのか?と。見当もつかず、鳩が豆鉄砲くらったような衝撃。

当時の私は、アニメ映画『蛍の墓』を観て、清太と節子に冷たくあたる親戚のおばさんを憎むような子でした。
(何年も何年も経って、「このおばさんも被害者だね・・・」といったエマ母の言葉の意味がわかりました)

今、戦後65年経って、「あぁこういうことか」とやっと分かる。
きっとこの母も、何年もブナの木に呼び掛けて、自問自答して出た考えなのかもしれない。
思えばこの7人の息子って、私たち全員のことなのかもしれない。
何年も息子の帰りを待って、生きているうちに会えないなんて不幸があってよいのか?
こんな思いを自分はしたいのか?誰かにさせたいか?
私には息子いないけど、もしイギポプがどこかへとられちゃう、全家庭の子がとられちゃうと仮定すると。
私一人はちっぽけでイギポプを守るだけで精一杯かもしれないけれど、もしすべての人が守りたい対象を死に物狂いで守ったら、誰一人として失われずに済むのかな。
全員が全員を守る(笑)ありえない話かもしれないけれど、そのありえなさの中で、”戦争が無い状態”が保たれるのかもしれない。
今、私が普通に生きて息をしているのは、誰かが誰かを守ってくれたから。

この太平洋戦争の途方もない尊い犠牲を前にして、やっと分かる。
当時よりも情報も人々の知識も多くなって、やっと分かる。

このことを分からせてくれた私の祖父祖母、そしてすべての先達に、ありがとうと言いたい。
亡くなられた方々が、どうぞ安らかに眠られますように。
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by popyiggy | 2010-08-15 23:42 | つらつらつれづれ


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